KYOTO STEAM とはConcept


「KYOTO STEAM-世界文化交流祭-」は、「KYOTO CULTIVATES PROJECT」の理念(京都は耕す、育む、磨く)を体現し、京都賞が先駆的に示してきた人類の未来への願いとも共鳴した、アート×サイエンス・テクノロジーをテーマに開催する新しい文化・芸術の祭典です。
2020年度は、2021年度に京都岡崎を中心に開催する第2回目となるフェスティバル「KYOTO STEAM-世界文化交流祭-」に向け、プレ事業を開催します。

※STEAMとは…Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(芸術)、Mathematics(数学)

KYOTO CULTIVATES京都は耕す、育む、磨く

産業革命以来の人類の進歩は、地球温暖化や巨大災害により生存が脅かされ、
宗教対立やテロなどにより人類の間で分断が進むなど行き詰まりを見せています。
また、文明の進歩が人類に幸福をもたらすという素朴な期待は、
ITの発達により深刻なリスクと背中合わせであることが一般的な認識となり、未来への懐疑も深まっています。
こうした中で、長年にわたり多くの自然災害に見舞われ、幾多の戦乱に巻き込まれながらも、
古代からの文化が途絶えることなく承継されている京都が、
東洋的な自然と人間との共生や日本的な宗教的寛容という土壌の下で、
新たな未来に向けて現在の営み及びその源泉となるものを耕し、育み、磨くこと(CULTIVATES)が現在、
改めて求められています。
本プロジェクトを通じて、世界の未来に希望が持てる社会を京都そして日本から構想し、発信します。


ロゴマークについて

ロゴマークのモチーフは暖簾。暖簾はある世界への入口であり、異なる世界を結ぶインターフェイスです。また「暖簾を守る」という言葉があるようにアイデンティティの記号でもあります。このロゴマークは「KYOTO STEAM-世界文化交流祭-」が、ある世界の入口であるとともに、異なる世界の間にあることを表現しています。

KYOTO STEAM

ロゴタイプについて

STEAMとはScience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(芸術)、Mathematics(数学)を表す造語で、これからの教育、産業等のイノベーションには不可欠なワードです。ロゴタイプの「A」が大きく表現されているのは、Artsを通じて、STEMを生かし展開していくことを意味し、そのArtsがゆらぎ、うつろいを持って存在することで柔軟にあらゆる分野をつなぐことを意味しています。また、重なり合う「A」は、バーチャルな世界においても、Artsを通じた新たな可能性があることを示しています。

KYOTO STEAM 世界文化交流祭

メーンビジュアルについて

KYOTO STEAM -世界文化交流祭-2022 prologue

KYOTO STEAM-世界文化交流祭-は、ビエンナーレ形式のフェスティバルで、来年度の第2回フェスティバルに向け、今年度はそのプロローグという位置づけです。今回のメーンビジュアルは、ダークブルーの背景が「アート×サイエンス・テクノロジー」という未知の世界観や奥深さを演出するとともに、夜明け前=プロローグを表現しています。また、昨年度のメーンビジュアルの艶やかで美しい色彩を踏襲することで、このフェスティバルが過去のフェスティバルからつながりを持つものであることを表現しています。

過去のメーンビジュアルについて

新しい時代の新しい祭(サイ)を期待させるイメージグラフィックです。華やかで活気ある祭の雰囲気を基調とし、アート×サイエンス・テクノロジーのイメージを、光の輝きやビビットな色彩で表現しました。カラーリングはロゴマークと連動し、ゆらぎのある色使いで生命感あふれる春らしさを視覚化しました。

KYOTO STEAM -世界文化交流祭- prologue
KYOTO STEAM -世界文化交流祭- 2020

開催概要Outline

名称
KYOTO STEAM -世界文化交流祭- 2022 prologue
開催期間
2020年10月31日(土) 〜 12月6日(日) / 2021年3月
会場
岡崎地域をメーンとした京都市内
(ロームシアター京都、京都市京セラ美術館、京都市動物園ほか)
主催

KYOTO STEAM -世界文化交流祭- 実行委員会

評議会議長
門川 大作(京都市長)
評議員
青木 淳(京都市京セラ美術館館長)
赤松玉女(京都市立芸術大学学長)
堀場 厚(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団理事長)
プロデューサー
平竹 耕三(京都産業大学文化学部京都文化学科教授)