2022.03月別アーカイブ

「KYOTO STEAM 2022 国際アートコンペティション」展覧会360°VRアーカイブ動画及び3Dウォークスルー映像を公開しました!

去る1月29日(土)から2月13日(日)に京都市京セラ美術館 新館 東山キューブにて開催いたしました「KYOTO STEAM 2022 国際アートコンペティション」の展覧会会場を再現した360°VRアーカイブ動画及び3Dウォークスルー映像を公開しましたので,お知らせいたします。
本展の会場を,オンラインで再び体験いただけます。

360°VRアーカイブ動画(外部リンク)
3Dウォークスルー映像(外部リンク)

映像制作:アクチュアル株式会社
協賛:公益財団法人 西枝財団

アート×サイエンス IN 京都市動物園 アートで感じる?チンパンジーの気持ち レポート及び総評を公開しました!

「アート×サイエンス IN 京都市動物園 アートで感じる?チンパンジーの気持ち」について、同プログラムのプロジェクトメンバーである岩城覚久 近畿大学文芸学部文化デザイン学科准教授(感性学)に報告レポートを執筆いただきました。
また、齋藤亜矢 瓜生山学園京都芸術大学文明哲学研究所准教授(芸術認知科学)に、外部有識者の立場から、本プログラムの取組と成果についての総評をいただきました。
これらの文書を公開しますので、お知らせいたします。

レポート「動物とのCo-Designの可能性に向けたノート ——新しい動物園文化の萌芽に立ち会う

岩城覚久(いわき あきひさ) 近畿大学文芸学部文化デザイン学科准教授(感性学)

京都市立芸術大学大学院修士課程、関西学院大学大学院博士課程修了。博士(美学)。専攻は感性学。論文に“Toward an Aesthetics of Inter-space: From Microgravity Environment to Multi-gravity Environment、” Art Style: Art & Culture International Magazine、 Issue 4(2019)等がある。

総 評 「 人間によるチンパンジーのためのアート(?) 」

齋藤亜矢(さいとう あや) 瓜生山学園京都芸術大学文明哲学研究所准教授(芸術認知科学)

京都大学理学部卒、同大学院医学研究科修士課程修了、東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士(美術)。日本学術振興会特別研究員、京都大学野生動物研究センター特定助教等を経て現職。認知科学から芸術の起源についてアプローチしている。著書に『ヒトはなぜ絵を描くのか:芸術認知科学への招待』『ルビンのツボ:芸術する体と心』(いずれも岩波書店)など。京都新聞夕刊コラム「現代のことば」連載中。

※ 本レポート及び総評は、令和4年2月5日に開催予定であった「アート×サイエンス IN 京都市動物園 アートで感じる?チンパンジーの気持ち」発表会にて実施予定であったトークセッション及び総評の代替として、本プロジェクトの取組と成果等について、テキスト形式にて報告・発表させていただくものです。

京都市動物園の山梨裕美主席研究員とアーティストの青木陵子+伊藤存によるプログラム報告会動画はこちら

過去のドキュメンタリー動画についてはこちら!
2021年度
2020年度
2019年度
2018年度

「KYOTO STEAM 2022 国際アートコンペティション」会場風景と受賞者インタビューを公開しました!

今年1月29日(土)から2月13日(日)に京都市京セラ美術館 新館 東山キューブにて開催しました「KYOTO STEAM 2022 国際アートコンペティション」の会場風景と受賞者インタビューの動画を公開しました。
どうぞご覧ください!

KYOTO STEAM-世界文化交流祭-実行委員会事務局の移転及びお問い合わせ先の 変更について

令和4年3月22日(月)より、KYOTO STEAM-世界文化交流祭-実行委員会事務局以下の場所に移転いたしますのでお知らせします。

【移転先】
〒604-8571 
京都市中京区寺町通御池上る上本能寺前町488番地
京都市 文化市民局 文化芸術都市推進室 文化芸術企画課内

【移転後の連絡先】

電 話:075-222-3119(京都市文化芸術企画課)
FAX:075-213-3181(    〃     )

「平安拾遺譚 cirque de kyoto」公演記録映像を公開しました。

2021年12月26日(日)に、平安神宮 神苑(尚美館)にて上演しました「平安拾遺譚 cirque de kyoto」の公演記録映像を公開しました。(約43分)

3.9 NAQUYOプロジェクト総集編を『DOMMUNE』でライブ配信します

最先端音楽技術と京都の地で培われた文化研究の融合による「平安京サウンドスケープ(音風景)」の創造に挑戦するアート・プロジェクト「NAQUYO-平安京の幻視宇宙-KYOTO STEAM in collaboration with MUTEK.JP」の総集編を、ライブストリーミングサイト『DOMMUNE』にてライブ配信します。番組では、プロジェクトメンバーがDOMMUNE主宰の宇川氏と共に2020年秋から2022年までのプロジェクトの軌跡を辿ります。

■開催日時:

2022年3月9日(水)19時~22時

番組視聴URL:https://www.dommune.com/

KYOTO STEAM-世界文化交流祭-実行委員会事務局の臨時休業について【2022年3月7日(月)】

KYOTO STEAM-世界文化交流祭-実行委員会事務局が入居している京都市国際交流会館が、2022年3月7日(月)に電気設備点検のため全館停電します。

つきましては、同日、実行委員会事務局は臨時休業いたしますので、ご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

「アート×サイエンス IN 京都市動物園 アートで感じる?チンパンジーの気持ち」の報告会の動画を公開しました。

2021年度の取組と成果・検証結果について、アーティストと研究者の報告をご覧いただけます。

※本報告会は、2022年2月5日(土)に京都市動物園にて「発表会」として開催予定でしたが、出演者の体調不良のため中止となったものを、後日収録した映像です。

「KYOTO STEAM 2022 国際アートコンペティション」 グランプリ、準グランプリ受賞者のコメントを公開します!

2022年1月29日(土)から2月13日(日)にかけて開催してまいりました「KYOTO STEAM 2022 国際アートコンペティション」では、審査会によって出品作品の中からグランプリと準グランプリを決定。それぞれの賞の受賞者からコメントが届きました。

グランプリ:三木 麻郁 × 国立病院機構新潟病院臨床研究部医療機器イノベーション研究室《とほく おもほゆ》

子どもの頃から図工の授業も好きでしたが、理科便覧を眺めるのも好きでした。現象の美しさに魅せられていたのだと思います。高校生の時に数学が好きになりました。ひたすら式が=で結ばれて展開される様が不思議でした。言葉の言い換えを永遠にしているようだからです。プラネタリウムが好きだから、天文関係の仕事をしよう、恐竜映画に出てくる学者が筆で骨を掘り起こすのを見て、考古学者もいい、と思っていたのに、いつしか美術大学を志していました。ただその時自分に言い聞かせたのは「アートはハブになれる」ということでした。
日本でアーティストが主体となってSTEAMを経験できる場は貴重です。領域横断によって新たな視点を提示できたことを嬉しく思います。チャンスを与えていただいたこと、制作にお付き合いいただいた石北医師、事務局の皆様、取材や試作の協力に快く応じてくださった皆様、一緒に展示をした作家の皆様、企業の皆様との出会いに、深く感謝申し上げます。

三木麻郁

本作品は「人工呼吸器を並べてハーモニーを奏でたい」というアーティストのアイディアを基に、プロジェクトに協力してくれた人たちへの感謝を込めて製作しました。作品で使用した人工呼吸器は、藤田隆行氏(コシェルラボ)と共に10年かけてデザインを追求し完成した機器ですが、専用スタンドと、音の出る仕組みは0から開発する必要があったため、私たち研究室にとっても大きな挑戦でした。試行錯誤の末、完成した「パイプスタンド」(実願2022-00190)は、アート以外にも、将来、医療や介護、消防用途などさまざまな分野で役立つ可能性があり、作品制作を通じて「アート×サイエンス・テクノロジー」を体現出来た事は大変喜ばしく、また、私たちの技術が詰まった作品が、アートとしても高く評価頂けたことを大変光栄に思っています。
この度はコロナ禍で様々な制約がある中、このような発表の機会を与えて下さり、本当にありがとうございました。一日も早く臨床現場に貢献出来るよう精進しますので、引き続き応援を宜しくお願い申し上げます。

国立病院機構新潟病院臨床研究部医療機器イノベーション研究室
室長 石北 直之

準グランプリ:金子 未弥 × 有限会社丸重屋《失われた全ての記憶を讃えるために》

振り返ってみると、丸重屋さんに京都ツアーをしていただいている時、街中で社長が地元の人から聞き出す会話の内容が、今回の作品の発端となっています。土地に対する愛着や誇りが言葉の端々に感じられる会話を聞きながら、確固たる古都京都のイメージと、一方で変わりゆく都市の現実が入り混じる状況に思いを巡らせるようになりました。
その思考と、丸重屋さんが非破壊検査で発見する「傷」はどんなに完璧であると言われていた構造物にもいつか必ず生じる、という事実が交錯して以降、「傷」はきっと都市のイメージにも生じているのではないかと想像するようになったのです。さらに目に見えない都市の傷があるとしたら、あらゆる矛盾によって生じる記憶の損失と結びついているのではないかという仮説から、今回の作品に至りました。
丸重屋さんと京都の人々によって、目に見えない傷を探す視点から、忘れられた記憶というテーマまで飛躍できたことが今回の共同作業で一番大きな収穫になったと感じています。本当にありがとうございました。

金子未弥

この度は準グランプリを頂き誠にありがとうございます。
当社の仕事は、決して目立つことがなく、皆さんの普段の暮らしの中の見えないところでインフラ保全に携わっています。それでも私たちは地域の皆様の安心と安全の守り手であることに誇りを持って仕事をしています。
今回、ご評価いただいた作品には、その影となって見えない私たちの汗にスポットを当ててもらったものだと感じています。これも金子先生が私達と沢山のコミュニケーションをとっていただき、表現してくださったものです。無くなっていく記憶がこのような重厚な美しいカタチとなり、仕事の美しい表情を空間に反映してくださったことに感謝の気持ちでいっぱいです。これからも微力ながら非破壊検査の魅力やアセットマネージメントの重要性、その技術の素晴らしさを伝えるために、日々一歩一歩積み重ねて職責を果たしたいです。
コロナ禍の中、「KYOTO STEAM 2022 国際アートコンペディション」の開催にご尽力頂いた審査員の先生方、運営の皆様に心より御礼申し上げます。

有限会社丸重屋代表取締役社長 平手 克治

KYOTO STEAM 2022 国際アートコンペティション オーディエンス賞が決定しました!

1月29日(土)から2月13日(日)にかけて開催してまいりました、KYOTO STEAM 2022 国際アートコンペティションのオーディエンス賞受賞作品が決定しましたので、お知らせいたします。

1 受賞者

  金森由晃× 株式会社フジックス

2 作品名

  Pillar of light

※ オーディエンス賞は,KYOTO STEAM 2022 国際アートコンペティションの来場者の皆様に,アーティストと企業・研究機関の持つ創造力をうまく融合させ,最も優れた作品を作ったと思うコラボレーションを1つ選んで投票していただき、最も得票数が多かった作品を表彰するものです。