ConceptKYOTO STEAM-世界文化交流祭-とは


1200年を超える歴史と伝統によって培われ、継承されてきた文化芸術における「知」と「感性」の蓄積を湛え、科学・技術の先端研究が盛んな京都。
「KYOTO STEAM-世界文化交流祭-」は、「KYOTO CULTIVATES PROJECT」の理念を体現し、京都賞が先駆的に示してきた科学・技術と芸術という三分野を掛け合わせることにより、文化芸術の新たな可能性と価値をワールドワイドに問う事業です。
アート×サイエンス・テクノロジーのフェスティバル開催を核として、「人材育成(LABO)」、「ネットワーク構築(NETWORK)」を合わせた三位一体の事業を展開します。

※STEAMとは…Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(芸術)、Mathematics(数学)

KYOTO CULTIVATES京都は耕す、育む、磨く

産業革命以来の人類の進歩は、地球温暖化や巨大災害により生存が脅かされ、
宗教対立やテロなどにより人類の間で分断が進むなど行き詰まりを見せています。
また、文明の進歩が人類に幸福をもたらすという素朴な期待は、
ITの発達により深刻なリスクと背中合わせであることが一般的な認識となり、未来への懐疑も深まっています。
こうした中で、長年にわたり多くの自然災害に見舞われ、幾多の戦乱に巻き込まれながらも、
古代からの文化が途絶えることなく承継されている京都が、
東洋的な自然と人間との共生や日本的な宗教的寛容という土壌の下で、
新たな未来に向けて現在の営み及びその源泉となるものを耕し、育み、磨くこと(CULTIVATES)が現在、
改めて求められています。
本プロジェクトを通じて、世界の未来に希望が持てる社会を京都そして日本から構想し、発信します。


ロゴマークについて

ロゴマークのモチーフは暖簾。暖簾はある世界への入口であり、異なる世界を結ぶインターフェイスです。また「暖簾を守る」という言葉があるようにアイデンティティの記号でもあります。このロゴマークは「KYOTO STEAM-世界文化交流祭-」が、ある世界の入口であるとともに、異なる世界の間にあることを表現しています。

KYOTO STEAM

ロゴタイプについて

STEAMとはScience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(芸術)、Mathematics(数学)を表す造語で、これからの教育、産業等のイノベーションには不可欠なワードです。ロゴタイプの「A」が大きく表現されているのは、Artsを通じて、STEMを生かし展開していくことを意味し、そのArtsがゆらぎ、うつろいを持って存在することで柔軟にあらゆる分野をつなぐことを意味しています。また、重なり合う「A」は、バーチャルな世界においても、Artsを通じた新たな可能性があることを示しています。

KYOTO STEAM 世界文化交流祭

過去のメーンビジュアルについて

新しい時代の新しい祭(サイ)を期待させるイメージグラフィックです。華やかで活気ある祭の雰囲気を基調とし、アート×サイエンス・テクノロジーのイメージを、光の輝きやビビットな色彩で表現しました。カラーリングはロゴマークと連動し、ゆらぎのある色使いで生命感あふれる春らしさを視覚化しました。

KYOTO STEAM -世界文化交流祭- prologue
KYOTO STEAM -世界文化交流祭- 2020

2021年度に開催する第2回フェスティバルに向け、2020年度はそのプロローグという位置づけで実施しました。ダークブルーの背景が「アート×サイエンス・テクノロジー」という未知の世界観や奥深さを演出するとともに、夜明け前=プロローグを表現しています。また、昨年度のメーンビジュアルの艶やかで美しい色彩を踏襲することで、過去のフェスティバルからつながりを持つということを表しています。

KYOTO STEAM -世界文化交流祭-2022 prologue

Outline開催概要

名称
KYOTO STEAM-世界文化交流祭-
開催期間
2021年12月~2022年2月
会場
岡崎地域をメーンとした京都市内
(ロームシアター京都、京都市京セラ美術館、京都市動物園、岡崎公園ほか)
主催

KYOTO STEAM-世界文化交流祭- 実行委員会

評議会議長
門川 大作(京都市長)
評議員
青木 淳(京都市京セラ美術館館長)
赤松玉女(京都市立芸術大学学長)
堀場 厚(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団理事長)
プロデューサー
平竹 耕三(京都産業大学文化学部京都文化学科教授)