NAQUYO -平安京の幻視宇宙-KYOTO STEAM in collaboration with MUTEK.JP


KYOTO STEAM-世界文化交流祭-では、最先端テクノロジーを用いた電子音楽とデジタルアートの祭典「MUTEK」を主催するMUTEK.JPと連携し、2020年度~2021年度の2箇年度に渡る共同アート・プロジェクト「NAQUYO-平安京の幻視宇宙- KYOTO STEAM in collaboration with MUTEK.JP」に取り組んでいます。

2021年度は、新規の音素材や、新たなコラボレーターと最新の立体音響技術を融合させ、空間全体を使ったライブ・パフォーマンス「NAQUYO Immersive Sound Live Performance」(12/25)と、インスタレーション「NAQUYO Immersive Sound Installation」(12/23-24)を実施します。
「平安京のサウンドスケープ」を全身で味わう新鮮な感覚や音の響き、さらにそこから湧き上がる心象風景を存分にお楽しみください。

※MUTEK.JP…最先端テクノロジーを用いた音楽とデジタルアートの祭典「MUTEK」を主催する国際的な文化芸術の団体。

撮影:井上嘉和
撮影:井上嘉和

NAQUYO#7 「NAQUYO-平安京の幻視宇宙-」総集編 

2020年秋から2022年にかけて取り組んできたプロジェクトの軌跡を辿る総集編を、ライブストリーミングサイト『DOMMUNE』)のライブ配信で実施します。番組では、プロジェクトメンバーが一同に会し、宇川直宏氏をゲストに迎え、NAQUYOプロジェクトのアーカイブ映像や、ライブ・パフォーマンスのダイジェスト映像を交えながら2年にわたる取組を総括します

日時

2022年3月9日(水)19時~22時

視聴方法

下記URLよりご視聴いただけます。
https://www.dommune.com/
※事前申込不要

出演

中川 真(音楽学者/大阪市立大学都市研究プラザ特任教授)
長屋 和哉(サウンドアーティスト)
赤川 純一(オーディオビジュアルアーティスト)
宇川 直弘(DOMMUNE主宰)

モデレータ:
谷崎 テトラ(KYOTO STEAM-世界文化交流祭-実行委員会チーフディレクター/京都芸術大学客員教授)
岩波 秀一郎(MUTEK.JP General Director)

DOMMUNE

現代美術家で映像作家の宇川直宏氏が、2009年に個人で開局したライヴストリーミング兼チャンネル。世界中のDJ、クリエイターから熱狂的な支持を受け続け、開局10周年となる2019年11月に“最前衛”テクノロジーと共に渋谷PARCOへ移転し、SUPER DOMMUNE tuned by au 5Gとして進化を遂げた。


NAQUYO Immersive Sound Live Performance

イマーシブ(没入型)なインスタレーション空間の中に観客席と舞台を構成。最先端の電子音楽、デジタルアート、雅楽(笙)、コンテンポラリーダンスなどを融合させたライブ・パフォーマンスを実施します。

開催日時

2021年12月25日(土)14:00~16:00/18:00~20:00(各回開場30分前)

※本公演は演出の都合上、開演後はご入場できませんので、予めご了承ください。
開演時間までのご着席に ご協力お願いいたします。

会場

ロームシアター京都 サウスホール
※舞台上での鑑賞となりますので、靴を脱いでご覧いただきます。

出演

Kazuya Nagaya(Music) + Katsuhiko Orii(Shō“笙”)
Junichi Akagawa(Music, Visual) + nouseskou(Dance, Dramaturge)

参加対象

小学生以上

定員

各回100人(全席自由)

料金

前売一般 1,000円/中学生以下 無料※要証明書呈示

チケット購入方法

  • オンラインチケット(24時間購入可)

    ※要事前登録(無料)

  • 京都コンサートホール チケットカウンター
    TEL. 075-711-3231

    (窓口・電話とも 10:00〜17:00/第1・3月曜休館 ※休日の場合は翌平日)

  • ロームシアター京都 チケットカウンター
    TEL. 075-746-3201

    (10:00〜19:00/年中無休 ※臨時休館日等を除く)
    ※新型コロナウイルス感染拡大防止のため短縮営業する場合あり

中学生以下の無料チケットについては以下までお申し込みください。

  • KYOTO STEAM-世界文化交流祭-実行委員会事務局
    TEL. 075-752-2212 FAX. 075-752-2233
    Email : info@kyoto-steam.org
    「①氏名(ふりがな) ②電話番号 ③メールアドレス ④希望の公演時間」をお知らせください。

チケット購入期間

11月18日(木)〜12月24日(金)19:00(売り切れ次第販売終了)

※当日券については、KYOTO STEAM公式SNS等にてお知らせします。


NAQUYO Immersive Sound Installation

かつて平安京を包みこんでいたであろう音空間を、最新の立体音響システムを用いてバーチャルに再創造します。梵鐘の音に代表される平安の音とデジタルアートを組み合わせたイマーシブ(没入型)空間に身を置き、平安京サウンドスケープを全身でご体感ください。

開催日時

2021年12月23日(木)、12月24日(金)
各日16:30〜/17:00〜/17:30〜/18:00〜/18:30〜/19:00〜
(鑑賞は15分間)

会場

ロームシアター京都 サウスホール
※舞台上での鑑賞となりますので、靴を脱いでご覧いただきます。

空間構成

Kazuya Nagaya(Audio) + Junichi Akagawa(Visual)

参加対象

小学生以上

定員

各回30人

料金

無料(全席自由)

申込方法

各日16:00から、現地にて申込受付開始(先着順)

制作協力

学校法人瓜生山学園京都芸術大学 歴史遺産学科


SPEKTRA インスタレーション作品展示

NAQUYOプロジェクトの一つとして、12月23日~25日に開催する「NAQUYO Immersive Sound Installation」および、「NAQUYO Immersive Sound Live Performance」に合わせて、会場であるロームシアター京都サウスホールのホワイエに、インスタレーション作品を展示いたします。本作品では、平安時代の遊戯とされる『貝覆い』からインスピレーションを得た音と映像による新作をホワイエに展示し、来場者をお迎えします。

展示期間

2021年12月21日(火)〜12月25日(土)10:00〜20:00
※屋外からの鑑賞となります。
※12月23日、24日に「NAQUYO Immersive Sound Installation」、12月25日「NAQUYO  Immersive Sound Live Performance」にご来場の方は、ホワイエ内で鑑賞いただけます。

会場

ロームシアター京都 サウスホールホワイエ

アーティスト

SPEKTRA

SPEKTRA

京都を中心に活動する実験者集団。プロジェクトごとに異なるメンバーが集まり、新たな表現の模索を行う。近年は照明やプロジェクターなどの光を使った作品制作を多く行っている。


NAQUYOプロジェクト

2021年度活動

10月22日(金)
NAQUYO #5 オンライン・トークプログラム「平安遷都の日2021-平安宇宙の「音」を聴く-」

11月6日(土)
NAQUYO Creative Workshop -音楽制作ワークショップ-

11月14日(日)
NAQUYO Creative Workshop -映像制作ワークショップ-

12月23日(木)~24日(金)
NAQUYO Immersive Sound Installation

12月25日(土)
NAQUYO Immersive Sound Live Performance

※2020年度のNAQUYO#1~#4のアーカイブ映像はこちら

メンバー

谷崎 テトラ (放送作家、KYOTO STEAM-世界文化交流祭-実行委員会チーフディレクター)
長屋 和哉 (サウンドアーティスト)
赤川 純一 (オーディオビジュアルアーティスト)
岩波 秀一郎 (MUTEK.JP代表)
竹川 潤一 (MUTEK.JPクリエイティブディレクター)
Maurice Jones(MUTEK.JPアーティスティック&コミュニケーションディレクター)

アドバイザー

中川 真 (サウンドアート研究者、大阪市立大学都市研究プラザ特任教授)
渡辺 広之 (京都芸術大学 芸術教養センター客員教授)

協力

学校法人瓜生山学園京都芸術大学
Ableton株式会社
TouchDesigner by Derivative
d&b audiotechnik
Panasonic株式会社


MUTEK.JP

MUTEK.JP

MUTEK.JPは、デジタル・クリエイティビティ、電子音楽、オーディオ・ビジュアルアートの創造性の開発、文化芸術活動の普及を目的とした、国際的に名高い芸術文化活動を行う団体。1999年にカナダ・モントリオールからスタートした“MUTEK”は、文化芸術に関わる才能豊かな人材の発掘・育成をサポートし、常に新しいアイデアやコンテンツの創出支援をコンセプトに掲げ、自由で実験的な表現の場を提供するクリエイティブプラットフォームを構築している。
カナダ・モントリオールのMUTEKでは、世界各地から毎年約3万人以上の来場者が訪れ、現在ではモントリオールのほか、メキシコシティー、バルセロナ、ブエノスアイレス、ドバイ、サンフランシスコ、そして東京と、世界7ヶ国で開催される、国際的な大きなフェスティバルへと成長と発展を続けている。日本では、アジア唯一の展開として2016年にMUTEK Japan を設立し、多種多様なプログラムを通じて、様々なアーティスト・クリエーターと交流するクリエイティブ・コミュニティの機会を創出している。

谷崎 テトラ たにざき てとら

谷崎 テトラ (たにざき てとら)

環境・平和・アートをテーマにしたメディアの企画構成・プロデュースを行う。価値観の転換(パラダイムシフト)や、持続可能社会の実現(ワールドシフト)の発信者&アーティストとしての活動は多岐に渡る。アースデイ東京などの環境アクションの立ち上げや、国連地球サミット(RIO+20)など国際会議のNGO参加、SDGs、ピースデー(国際平和デー)などへの社会提言・メディア発信に関わるなど、持続可能な社会システムに関して深い知見と実践の経験を持つ。世界のコミュニティを取材し、共同体デザイン、アート教育の事例研究、カルチュアルクリエイティブス(文化創造者)や先住民から学ぶディープエコロジーの思想により、未来のデザインのための智恵を伝え、地域や現場に生かす仕事をしている。YouTube「テトラノオト」で持続可能性や創造性についての動画ブログを毎日更新している。

長屋 和哉 ながや かずや

長屋 和哉 (ながや かずや)

これまでに12枚のアンビエントアルバムをリリース(2021年現在)。
初期の3枚「うつほ」「千の熊野」「魂は空に 魄は地に」は修験の聖地・吉野を拠点に制作された吉野3部作で、極限まで音を削り込んだ静寂の余韻を特徴としている。ストイックで凛と張りつめた気配が漂うアルバム群。その後、八ヶ岳に拠点を移し、「シークレットライム」「すべての美しい闇のために」「イリュミナシオン/冥王星」「サレントガーデン」「光の響き」「Microscope of Heraclitus」をリリース。日本、スペイン、ドイツ、イタリアのレーベルより多数のアルバムやEPをリリースする。
MUTEK JP、MUTEKモントリール、MUTEKメキシコ、TodaysArt、Gamma Festivalなどの国内公演、ヨーロッパを中心とした海外公演に多数参加。その他、パリコレでファッションデザイナーIris Van Herpenと共演。白百合女子大学でサウンドスケープを教える。

赤川 純一 あかがわ じゅんいち

赤川 純一 (あかがわ じゅんいち)

オーディオビジュアルアーティスト・Ableton認定トレーナー。2010年から2013年までベルリンを拠点に活動し、現在は京都在住。Ableton Liveとmax for live、またopenFrameworksやtouchdesigner等を用い舞台作品のリアルタイム演出やインタラクティブな体験システムの設計から実装を行う。これまで日本、ドイツ、オランダ、イスラエル、中国など国内外で公演を行い、身体、映像、音を基調としたダンス作品”Figure”では横浜ダンスコレクションEX2014にてイスラエル テルアビブ-ヤフォ・横浜文化交流賞を受賞。2017年にHz-recordsよりフルアルバム“Consistency Test”、2018年にはShrine.jpより“Dice from the Window”をリリース。2019年に文化庁メディア芸術祭とMUTEK.JPのコラボレーションイベント、2020年にはMUTEK Montrealに出演。

中川 真 なかがわ しん

中川 真 (なかがわ しん)

アジアの民族音楽、サウンドスケープ、アーツマネジメントを研究するかたわら、「現代アートの森」芸術監督(2000-2008)、楽舞劇『桃太郎』芸術監督(2001-2008)、船場アートカフェディレクター(2004-2013)を歴任。著書『平安京 音の宇宙』でサントリー学芸賞、京都音楽賞、小泉文夫音楽賞、現代音楽の活動で京都府文化賞、アーツマネジメントの成果で日本都市計画家協会賞特別賞、ゆめづくりまちづくり賞(共同)を受賞。他に『サウンドアートのトポス』『アートの力』、小説『サワサワ』などの著作がある。ガムラン演奏家としても国内外で活動し、インドネシア政府外務省文化交流表彰(2007)、総領事表彰(2017)を受ける。近年は社会包摂型アートの実践に注力。大阪市立大学都市研究プラザ特任教授、インドネシア芸術大学、チュラロンコン大学(タイ)客員教授。