STEAM THINKING -未来を創るアート 京都からの挑戦Art × Science GIG


昨年度の展覧会の様子

KYOTO STEAM-世界文化交流祭-の人材育成事業として、京都市内の芸術系大学を拠点に、アーティストとサイエンティストが協力して一般的なものづくりの枠を超えた創作を行うワークショップ「STEAM THINKING LABO」を開催しています。
今年度は「KYOTO STEAM 2020 国際アートコンペティション スタートアップ展」において,そのワークショップの成果作品や、「STEAM THINKING LABO」の協力企業や拠点大学の持つ技術や研究等について紹介しました。

出展作品

昨年度の展覧会の様子

京都芸術大学(旧名称 京都造形芸術大学)× 株式会社SeedBank・仲村 康秀(島根大学)・木元 克典(海洋開発研究機構)

3月の展示時には「生命の実」をテーマに、プランクトンの「いのちのかたち」の似姿を巨大化するとともに、ヴァーチャル・リアリティ(VR)映像によって海中のミクロな世界を現出させ、生態系を支える「いのちの源」をたどりました。引き続き、生命の構造を表現することを目指して内容をアップデートし、人類が大きく変えている無機物と有機物、生物と環境の循環構造について、鑑賞者が思いをめぐらすことを試みます。

昨年度の展覧会の様子

京都工芸繊維大学 × 渡辺社寺建築有限会社ほか

京都工芸繊維大学 KYOTO Design Labではさまざまなコラボレーターとともに、歴史的な都市や建築、工芸をレーザースキャナーや3Dプリンターなどのデジタル技術で保存・再生するプロジェクトに取り組んでいます。本展では「Dynamic Heritage」をテーマに、それらのプロジェクトのプロセスをAR(オーグメンテッド・リアリティ)技術等により会場内に再現します。長い時を経た遺産が形づくる未来を体感できる展示を目指します。

昨年度の展覧会の様子

京都市立芸術大学 × 京セラ株式会社 みなとみらいリサーチセンター・塩瀬 隆之(京都大学総合博物館准教授)・富田 直秀(京都大学大学院工学研究科教授)

人間の能力の限界によって、それまで「できなかった」ことが、テクノロジーの力で「できる」ようになりました。それはテクノロジーの進化とともに身体機能の拡張から脳機能の拡張へと広がりを見せ、現在ではその先の未来の姿まで言語化されてきています。しかし、果たして人が求める幸せは人体機能の拡張で実現できるのか。この哲学的な問いかけに、思想や感情など観念として存在するもの(=0)を形にする日本画家が人工知能や医療工学の専門家とのワークショップを重ねて探究しています。展示では0→1へ作品として立ち上がるプロセスをレイヤーとして見せることとし、手前には作品のきっかけとなるモチーフを配置、そこから次第に作品へと昇華していく思考を形象化します。