NAQUYO-平安京の幻視宇宙-KYOTO STEAM in collaboration with MUTEK.JP


NAQUYO

KYOTO STEAM−世界文化交流祭−実行委員会と、最先端テクノロジーを用いた音楽とデジタルアートの祭典「MUTEK」を主催するMUTEK.JPが連携し、「NAQUYO-平安京の幻視宇宙-」をスタートします。

1200年前の京都(平安京)は、どのような音に包まれていたのでしょうか。
この問いに向かって、NAQUYOは、2年のプロジェクト期間をかけて、平安京のサウンドスケープ(音風景)の創造と、そのプロセスを広く共有することで、平安京の都市思想や世界観が現代にもたらす意義について考える、開かれたアート・プロジェクトを展開していきます。

2020年度は、MUTEK.JPが提供する最先端の音楽技術に加え、様々なクリエイターや学者、エンジニアたちの協力を得て、平安京の音環境や都市論に関する学術的な深掘りを行い、電子音楽や立体音響等の先端技術を活用して、平安京のサウンドスケープの創造にチャレンジしていきます。


2020年度は、4回のプログラム実施を予定しています。ライブ動画配信と組み合わせることで、平安京の音の仮想的な再現に至るプロセスを多くの方と共有していきます。

開催期間

2020年10月~2021年3月


NAQUYO #1 オンラインTALK&LIVE 「平安京の幻視宇宙」

平安京の幻視宇宙とは何か?世界的に活躍するサウンドアーティストの長屋和哉氏、サウンドスケープ研究の先駆者・音楽学者の中川真氏を迎えて、平安京当時のサウンドスケープを当時の文献などを参考に掘り起こし、平安京の都市思想がもつ現代的な意味について考察することを通して、プロジェクトが目指すものを明らかにします。

開催日時

2020年10月22日(木)19:00~24:00

会場

ライブストリーミングサイト&スタジオ SUPER DOMMUNE

内容

19:00~21:00 トーク 「平安京の幻視宇宙とは何か?」

司会・進行 : 谷崎 テトラ(放送作家/KYOTO STEAM -世界文化交流祭- 実行委員会チーフディレクター)
出演 : 中川 真(音楽学者)、長屋 和哉(サウンドアーティスト)

21:00~24:00 ライブ「平安京の幻視宇宙」

出演 : 長屋 和哉、京都在住アーティストほか

視聴方法 : DOMMUNEへアクセスすれば、どなたでも視聴可能

NAQUYO #2 講座&ワークショップ 12月実施予定

平安京のとある1日のサウンドスケープを想像&創造します。平安期の書物や、和歌、絵画などから音を抽出し、雅楽、祇園祭など、平安時代より伝承された音、環境音を組み合わせ、音による再現を試みます。

NAQUYO #3 講座&ワークショップ 2月実施予定

平安京の各所にあった梵鐘の音を仮想的に創造します。それを立体音響システムによって再生し、平安時代に聴かれていたであろう音を創り出します。

NAQUYO #4 TALK&LIVE PERFORMANCE 3月実施予定

#1、#2、#3の取り組みをもとに、平安京のサウンドスケープを新たに創り出し、その成果をトーク&ライブパフォーマンスによって発表します。

※各プログラムの詳細については、当サイトにて順次お知らせします。


メンバー

谷崎 テトラ(放送作家/KYOTO STEAM -世界文化交流祭- 実行委員会チーフディレクター)
長屋 和哉(サウンドアーティスト)
岩波 秀一郎(MUTEK.JP)
竹川 潤一(MUTEK.JP)

アドバイザー

中川 真(サウンドアート研究者/大阪市大都市研究プラザ特任教授)
渡辺 広之(京都芸術大学(旧名称 京都造形芸術大学)情報デザイン学科学科長兼教授)

共同事業者

MUTEK.JP/株式会社電通 京都支社

協力

学校法人 瓜生山学園 京都芸術大学(旧名称 京都造形芸術大学)

  • MUTEK.JP

    MUTEK.JPは、デジタル・クリエイティビティ、電子音楽、オーディオ・ビジュアルアートの創造性の開発、文化芸術活動の普及を目的とした、国際的に名高い芸術文化活動を行う団体。1999年にカナダ・モントリオールからスタートした“MUTEK”は、文化芸術に関わる才能豊かな人材の発掘・育成をサポートし、常に新しいアイデアやコンテンツの創出支援をコンセプトに掲げ、自由で実験的な表現の場を提供するクリエイティブプラットフォームを構築している。
    カナダ・モントリオールのMUTEKでは、世界各地から毎年約3万人以上の来場者が訪れ、現在ではモントリオールのほか、メキシコシティー、バルセロナ、ブエノスアイレス、ドバイ、サンフランシスコ、そして東京と、世界7ヶ国で開催される、国際的な大きなフェスティバルへと成長と発展を続けている。日本では、アジア唯一の展開として2016年にMUTEK Japan を設立し、多種多様なプログラムを通じて、様々なアーティスト・クリエーターと交流するクリエイティブ・コミュニティの機会を創出している。

  • 谷崎 テトラ(たにざき てとら)

    環境・平和・アートをテーマにしたメディアの企画構成・プロデュースを行う。価値観の転換(パラダイムシフト)や、持続可能社会の実現(ワールドシフト)の発信者&アーティストとしての活動は多岐に渡る。アースデイ東京などの環境アクションの立ち上げや、国連地球サミット(RIO+20)など国際会議のNGO参加、SDGs、ピースデー(国際平和デー)などへの社会提言・メディア発信に関わるなど、持続可能な社会システムに関して深い知見と実践の経験を持つ。世界のコミュニティを取材し、共同体デザイン、アート教育の事例研究、カルチュアルクリエイティブス(文化創造者)や先住民から学ぶディープエコロジーの思想により、未来のデザインのための智恵を伝え、地域や現場に生かす仕事をしている。YouTube「テトラノオト」で持続可能性や創造性についての動画ブログを毎日更新している。

  • 長屋 和哉(ながや かずや)

    これまでに12枚のアンビエントアルバムをリリース(2020年現在)。
    初期の3枚「うつほ」「千の熊野」「魂は空に 魄は地に」は修験の聖地・吉野を拠点に制作された吉野3部作で、極限まで音を削り込んだ静寂の余韻を特徴としている。ストイックで凛と張りつめた気配が漂うアルバム群。その後、八ヶ岳に拠点を移し、「シークレットライム」「すべての美しい闇のために」「イリュミナシオン/冥王星」「サレントガーデン」「光の響き」「Microscope of Heraclitus」をリリース。日本、スペイン、ドイツ、イタリアのレーベルより多数のアルバムやEPをリリースする。
    MUTEK JP、MUTEKモントリール、MUTEKメキシコ、TodaysArt、Gamma Festivalなどの国内公演、ヨーロッパを中心とした海外公演に多数参加。その他、パリコレでファッションデザイナーIris Van Herpenと共演。白百合女子大学でサウンドスケープを教える。

  • 中川 真(なかがわ しん)

    アジアの民族音楽、サウンドスケープ、アーツマネジメントを研究するかたわら、「現代アートの森」芸術監督(2000-2008)、楽舞劇『桃太郎』芸術監督(2001-2008)、船場アートカフェディレクター(2004-2013)を歴任。著書『平安京 音の宇宙』でサントリー学芸賞、京都音楽賞、小泉文夫音楽賞、現代音楽の活動で京都府文化賞、アーツマネジメントの成果で日本都市計画家協会賞特別賞、ゆめづくりまちづくり賞(共同)を受賞。他に『サウンドアートのトポス』『アートの力』、小説『サワサワ』などの著作がある。ガムラン演奏家としても国内外で活動し、インドネシア政府外務省文化交流表彰(2007)、総領事表彰(2017)を受ける。近年は社会包摂型アートの実践に注力。大阪市立大学都市研究プラザ特任教授、インドネシア芸術大学、チュラロンコン大学(タイ)客員教授。