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NAQUYO Creative Workshop 参加者募集のお知らせ

「NAQUYO-平安京の幻視宇宙- KYOTO STEAM in collaboration with MUTEK.JP」は、様々なクリエイターや学者、エンジニアたちとの協力・共同のもと、最先端技術と文化研究を融合させ、平安京のサウンドスケープ(音風景)の創造にチャレンジします。

この度、本プロジェクトの一環として、次世代アーティスト・クリエイターの発掘・支援を目的とした音楽と映像の制作ワークショップを開催します。本ワークショップは、NAQUYOアーティストの長屋氏と赤川氏に加え、様々なクリエイター、専門家を講師に迎え、プロジェクトで収集した音素材(梵鐘の音、声明、自然音など)をモチーフとして、アートとテクノロジーの融合について理論的・実践的に学べるプログラムを11月6日(土)と11月14日(日)の2日間に渡り、ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川にて開催します。
この “NAQUYO Creative Workshop”に参加していただく30歳以下のクリエイターを募集します。

11月6日は、クリエイティブな音楽制作ができるAbleton Liveを用いた音楽制作ワークショップ、11月14日は、リアルタイム映像、ノードベースのビジュアルプログラミングツールTouchDesignerを使った映像制作ワークショップを開催。皆様のご応募をお待ちしております。

音楽ワークショップ 2021.11.6(土) 映像制作ワークショップ 21.11.14(日)

開催概要

①NAQUYO Creative Workshop -音楽制作ワークショップ-
開催日時:2021年11月6日(土)10:00~夕方まで
講  師:岡村 綾子(Ableton認定トレーナー)
ゲ ス ト:NAQUYOアーティスト(長屋 和哉、赤川 純一)
定  員:15名限定(先着順)

②NAQUYO Creative Workshop -映像制作ワークショップ-
開催日時:2021年11月14日(日)10:00~夕方まで
講  師:SPEKTRA(Kosei Ikeda & Toyoshi Morioka)
定  員:20名限定(先着順)

【①②共通】
会  場:ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川 ホール
京都府京都市左京区吉田河原町19−3
参 加 料:無料(交通費・宿泊費・昼食は各自で負担)
持 ち 物:パソコン(下記の【参加条件】を要確認)、3つボタンマウス
ヘッドフォンかイヤフォン

参加条件

・30歳以下の若手クリエイター
・Ableton Live、TouchDesignerに多少の知識がある方(初心者でもO K)。
・Ableton、TouchDesignerのソフトをインストール済であること。
・ワークショップ受講風景の動画・静止画の撮影及びその二次利用に同意いただける方。

① 音楽制作ワークショップに参加希望の方
・事前にAbleton Liveのダウンロード及びインストールをお済ませ下さい。
記載されている動作環境もご確認ください。
<無償体験版 Ableton Live>
https://www.ableton.com/ja/trial/
※インストールができない又はテクニカルサポ―トが必要な場合は下記までお問合せください。

② 映像制作ワークショップに参加希望の方
・ディスクリートのNvidia / AMD等のGPUが搭載されたパソコンを推奨
(動作環境の詳細は「System Requirements」をご覧ください。
https://derivative.ca/download

応募方法

A:氏名(ふりがな)/住所/連絡先(電話番号・メールアドレス)
B:アーティスト/クリエイター ポートフォリオ(任意)
C:以下の①、②どちらに参加希望かを記載、両日申込も可
① NAQUYO Creative Workshop -音楽制作ワークショップ-
② NAQUYO Creative Workshop -映像制作ワークショップ-
A,B,Cを添えて info@mutek.jpまでメールをお送りください。
※メール件名「NAQUYO Creative Workshop参加申込について」
募集締切:11月1日(月)①NAQUYO Creative Workshop -音楽制作ワークショップ-
11月8日(月)②NAQUYO Creative Workshop -映像制作ワークショップ-

問合わせ先

KYOTO STEAM-世界文化交流祭-実行委員会事務局
担当:西田・水野
TEL.075-752-2212 FAX.075-752-2233 Email : info@kyoto-steam.org
※申込先と異なりますのでご留意ください。

講師

岡村 綾子/Ayako Okamura(ayakooo)

Ableton認定トレーナー。
IAMAS(情報科学芸術大学院大学)にて、オーディオビジュアルやメディアアートを研究。MUTEK.JPではTouch DesignerとAbleton Liveで映像と音を連携したワークショップや、IT教育企業でプログラミング教育や、子供ワークショップも担う。ギターと、Push / Ableton Live / Max for Liveを使用したエレクトロニカ、ハードウェア連携したクラブミュージックを制作する。

SPEKTRA

京都を中心に活動する実験者集団。プロジェクトごとに異なるメンバーが集まり、新たな表現の模索を行う。近年は照明やプロジェクターなどの光を使った作品制作を多く行っている。NAQUYO Creative Labでは、メンバーのKosei IkedaとToyoshi Moriokaが講師として参加。

長屋 和哉 (ながや かずや)

これまでに12枚のアンビエントアルバムをリリース (2020年現在)。 初期の3枚「うつほ」「千の熊野」「魂は空に 魄は地に」は修験の聖地・吉野を拠点に制作された吉野3部作で、極限まで音を削り込んだ静寂の余韻を特徴としている。ストイックで凛と張りつめた気配が漂うアルバム群。その後、八ヶ岳に拠点を移し、「シークレットライム」「すべての美しい闇のために」「イリュミナシオン / 冥王星」「サレントガーデン」「光の響き」「Microscope of Heraclitus」をリリース。日本、スペイン、ドイツ、イタリアのレーベルより多数のアルバムやEPをリリースする。
MUTEK JP、MUTEKモントリール、MUTEKメキシコ、TodaysArt、Gamma Festivalなどの国内公演、ヨーロッパを中心とした海外公演に多数参加。その他、パリコレでファッションデザイナーIris Van Herpenと共演。白百合女子大学でサウンドスケープを教える。

赤川 純一 (あかがわ じゅんいち)

オーディオビジュアルアーティスト・Ableton認定トレーナー。2010年から2013年までベルリンを拠点に活動し、現在は京都在住。
Ableton Liveとmax for live、またopenFrameworksやtouchdesigner等を用い舞台作品のリアルタイム演出やインタラクティブな体験システムの設計から実装を行う。これまで日本、ドイツ、オランダ、イスラエル、中国など国内外で公演を行い、身体、映像、音を基調としたダンス作品”Figure”では横浜ダンスコレクションEX2014にてイスラエル テルアビブ-ヤフォ・横浜文化交流賞を受賞。2017年にHz-recordsよりフルアルバム“Consistency Test”、2018年にはShrine.jpより“Dice from the Window”をリリース。2019年に文化庁メディア芸術祭とMUTEK.JPのコラボレーションイベント、2020年にはMUTEK Montrealに出演。

協力

Ableton

直感的かつスムーズな音楽制作とライブパフォーマンスを可能にする製品を手がけるAbleton(エイブルトン)では、より独創的な作業方法を従来のスタジオ制作環境に組み合わせた「Live」のほか、指先ひとつでLiveを操作し楽器のように演奏できる「Push」、さらには複数の機材やiOSデバイスを無線で同期させる技術「Link」などを開発しています。1999年ベルリンに本社を設立し、2017年には日本法人も設立。Ableton製品はジャンルを問わず、世界各国の様々なミュージシャンに使用されています。

TouchDesigner

TouchDesigner(タッチデザイナー)は、カナダのDerivative(デリバティブ)社が開発した、あらゆる映像や音楽で構成されたメディアアートのシステムをデスクトップ上で簡単に構築することができるソフトウエアです。 インスタレーションアート、プロジェクションマッピングや、音楽と映像をシンクロさせた音楽ライブや演劇の演出で使われるメディアアートの創造に絶大な表現力を発揮し、視聴する者を魅了しています。コード(プログラム)を書かなくても、オペレータというボックスをつなぎ合わせていくことで、視覚的に容易に直感的なプログラミングができるソフトウエアとして、近年、ハイエンドな映像制作会社や映像クリエイターのニーズが高まってきています。

KYOTO STEAM―世界文化交流祭―実行委員会では、最先端テクノロジーを用いた電子音楽とデジタルアートの祭典「MUTEK」を主催するMUTEK.JP と連携し、2020年度-2021年度の2箇年度に渡る共同アート・プロジェクト「NAQUYO-平安京の幻視宇宙- KYOTO STEAM in collaboration with MUTEK.JP」に取り組んでいます。
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